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骨粗しょう症へのカルシウム注射 どんな効果があるの?

骨粗しょう症の治療法として「カルシウム注射」があるけど、
どんな効果があるのだろう?
最近は若い女性の中でも骨粗しょう症へのリスクが高まっているみたいだから、チェックしておきたいわ。

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骨粗しょう症の治療法は?
人の骨の量は30代をピークに減少し骨粗しょう症のリスクが高まっていくと言います。
骨粗しょう症とは、骨の密度が低下してスカスカの状態になる症状です。治療をせずに放置しておくことで、骨折リスクが高まり思わぬ重体に陥ることもあるので、しっかりと治療を行いたいものです。

骨粗しょう症の治療法は骨密度を改善するための薬物療法がメインとなり、カルシウム注射、点滴、内服薬といった治療法があります。その中でも、骨密度が著しく低下しているケースや、内服薬の定期的な服用が困難な場合に、カルシウム注射が有効な手段として推奨されています。
骨粗しょう症に使われるカルシウム注射と効果
骨粗しょう症の治療に使用されるカルシウム注射にはいくつか種類があり、それぞれ効果や副作用に特徴があります。

1.ビスホスホネート製剤
ビスホスホネート製剤は、骨粗しょう症の治療薬として最もよく使用されているもので、注射だけでなく内服薬として処方されることもあります。
破骨細胞の活動を抑えることで骨密度を改善させる効果があります。いっぽうで副作用として、骨形成まで抑えてしまう、逆流性食道炎、胸焼けといった症状が起こることがあります。

2.デノスマブ製剤
デノスマブ製剤も破骨細胞の働きを抑えることで骨密度を改善させる効果がある製剤です。ビスホスホネート製剤よりも効果が強く、半年に1回のペースの皮下注射で済むのが特徴です。

3.ロモソズマブ製剤
ロモソズマブ製剤は、骨芽細胞の働きを促進させて骨をつくる効果のある新しい製剤で、1年間、毎月1回のペースで皮下注射を行います。
骨粗しょう症への高い効果が期待されていますが、心血管疾患の既往がある場合は、稀に突然死のリスクがあるとされています。

4.テリパラチド製剤
テリパラチド製剤も、骨芽細胞の働きを促進させて骨を作る効果のある製剤です。骨折リスクが特に高い患者さんに用いられることが多く、副作用として吐き気が起こることがあります。

カルシウム注射は骨密度の改善に有効だから、医師としっかり相談のうえしっかりと治療したいものね。
またそのほかにも、食事や運動などといった日々の生活習慣の改善も合わせて行いたいわね。

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