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急性期病棟の看護師にとって、夜勤や長時間の残業は当たり前。独身時代はそれを当然のように受け入れていたという方でも、子育てしながらとなると同じ働き方は難しくなります。子どもを保育園に入れることができたとしても、残業でお迎えの時間に間に合わなくなったのでは、保育園にも迷惑をかけてしまうことになります。また、「保育園や幼稚園、学校の行事にはできるだけ参加したい」「子どもが小さいうちは夜勤はしたくない」というのが親心でしょう。そこで、子育て中の看護師でも、比較的働きやすい勤務先をいくつかご紹介します。

・クリニック
看護師として、病棟勤務と比較的近い仕事内容で働けるのがクリニックです。病棟と異なり、基本的に外来診療のみなので夜勤はありません。診療科によりますが残業が少ないクリニックもあります。午前または午後のみなどといった短時間勤務の求人も少なくありません。ただし、病棟と異なりスタッフの人数が少なめなので、急なお休みを取りづらいという側面もあります。子育てに理解のあるクリニックを選ぶのが大切でしょう。

・保育園
国が私立保育園への看護師配置を促進していることもあり、保育園勤務の看護師求人は増加傾向にあります。基本的に日勤のみで土日祝日は休みという安定したサイクルで働けるのが特徴ですが、運動会やイベントによって土曜出勤の場合もあります。保育園で唯一の医療従事者となるため、責任は重いですがやりがいを感じられるはずです。

・訪問看護
高齢化が進む日本社会でニーズが高まっているのが訪問看護師です。日勤のみ土日休みの訪問看護ステーションも多いため、夜勤なしで働くことができます。週2〜3日からといった非常勤の求人も多く、さらに時短の相談もできるところもあります。病棟勤務と比べて一人ひとりの患者さんとじっくり関われるのも魅力です。オンコール対応の有無は訪問看護ステーションにより異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。