患者から看護師へのセクハラにはどう対処すべき?
入院患者さんで、いつも「美人だねえ!」って言ってくるおじいちゃんがいるんだけど、今日は「美人だけど、胸は小さいね〜」って言われて思わず笑顔がひきつっちゃった! 聞こえないふりで無視したけど最低! まじめな子とかだともっと悩んだりしそうだよね……。
あるある? 患者さんからのセクハラ
職場でのセクシュアルハラスメントといえば、一般企業などでは上司や同僚などから受けるケースが多いと考えられます。病院で働く看護師の女性も、医師や男性スタッフからのセクハラを受けるケースはありますが、なかなか減らないのが入院患者さんなどから看護師に対するセクハラです。容姿や「女性らしさ」などに言及する、下ネタを言うなど言葉のセクハラに始まり、看護中に胸やお尻を触られたり……。看護師にはこうしたセクハラ患者を上手にあしらえる人もいますが、苦痛だと感じながらもどう対処すれば良いかわからず悩んでしまう人も少なくありません。
セクハラ被害にあったときは?
患者さんからのセクハラ被害にあった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
厚生労働省のホームページでは、職場でのセクシュアルハラスメント被害にあった時の対処法として、以下の内容を掲載しています。
厚生労働省のホームページでは、職場でのセクシュアルハラスメント被害にあった時の対処法として、以下の内容を掲載しています。
はっきりと拒絶しましょう
不快と感じる性的な言動を受けたときは、はっきりと拒絶の意思を相手に示し、その行為がセクシュアルハラスメントだということを相手に伝えましょう。
我慢したり、無視したりすると事態をさらに悪化させてしまうかもしれません。セクシュアルハラスメントは会社全体の問題です。問題を解決していくことが、悩んでいる他の人を救うことにも繋がります。
(※厚生労働省「職場でのセクシュアルハラスメントでお悩みの方へ」より引用)
我慢したり、無視したりすると事態をさらに悪化させてしまうかもしれません。セクシュアルハラスメントは会社全体の問題です。問題を解決していくことが、悩んでいる他の人を救うことにも繋がります。
(※厚生労働省「職場でのセクシュアルハラスメントでお悩みの方へ」より引用)
上記の対応と合わせて、職場の人事労務等の相談担当者や信頼できる上司に相談することが推奨されています。
患者さんからのセクハラについても、基本的には上記に推奨される対応が望ましいと考えられます。セクハラ行為には、我慢せず「それはセクハラですよ」「もうやめてくださいね」と相手に伝えましょう。
その上でセクハラが繰り返されるようであれば、上司に相談して上司から注意してもらったり、1人で訪室しないようにしたり、男性看護師に対応してもらったりなどといった病院として対策を考えてもらうことをおすすめします。
なるほど、無視するより「それセクハラ!」ってはっきり言ったほうがいいのね。
「あんまりセクハラばっかりしてると、男性看護師に担当変えられちゃうかもしれませんよ〜」って言ってみてもいいかもね!