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介護施設にはさまざまな種類があり、看護師が勤務する施設とそうでない施設とが存在します。
施設の種類によって、看護師の仕事内容や特徴が異なっていますが、病棟の勤務経験による知識やスキルを活かせる施設がほとんどです。
また、介護施設では夜勤を求められるケースは少なく、オンコールを交代で対応することが多くなっています。

特別養護老人センター
特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者が終身入居できる公的な施設です。入居者100人ごとに看護師3名の常駐が義務付けられており、一般的に経管栄養や喀痰（かくたん）の吸引などの医療的ケアのほか、看取りにも対応します。

介護老人保健施設
在宅復帰できるようリハビリに取り組む要介護1以上の高齢者が入居する施設で、医療機関と介護施設の中間の位置付けです。
入居者100人ごとに看護師10名以上が配置されますが、医師が常駐しているため経験の浅い看護師でも安心して勤務できます。

経費老人ホーム（ケアハウス）
「経費老人ホーム（ケアハウス）」は、自立した生活に不安を感じるもののご家族による援助が受けられない高齢者が入居する施設で、やはり介護型には看護師が常駐します。看護師の人数は、要介護者30名までは1名、30名超になると50名ごとに1名以上が配置されます。

介護医療院
「介護医療院」は、長期的な療養を要する要介護1以上の高齢者に介護・医療の提供を行う施設です。人工呼吸器を装着している方など、医療的なケアが求められるため、入居者さん6名ごとに1名以上の看護師が配置され、看取りやターミナルケアにも対応しています。

その他の施設
「有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者住宅」の中でも、介護サービス付きの施設には、看護師が常駐します。
また食事や入浴サービスの提供をしながら、身体機能や認知機能向上を目指す「デイサービス」においても、利用者が10名を超える場合は看護師1名の配置（常駐でなくても可）が必要となります。