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転職して新たな職場で働き始める月で最も多いのが4月、次いで10月となっています。これは、期別で人員体制を整えるために4月入社と10月入社の看護師を募集する求人が多いからです。
転職活動には平均で2.8か月かかると言われているため、1月、7月から転職活動を始めるのが良いということになります。

また、年末に退職予定者が多くなる施設では、11月頃から年末の人員不足に備えて、採用活動を行う傾向があります。
また、ボーナス後の1月・9月も求人情報が増える月です。
ボーナス支給月の12月・7月で複数人が退職してしまうと、人手不足から急遽人員募集をかける施設も少なくありません。
これらの月での入社は、即戦力として即採用も可能となるでしょう。

看護師としてブランクがある場合やキャリアアップとして転職する場合は、4月の転職がおすすめです。新人看護師が入職してくる4月は、中途社員に対しても教育体制が整っている可能性が高く、研修等を受けられることも多いからです。
誰もが転職時には新たな職場でスムーズに業務をこなすことができるか不安を感じるものです。しっかりと業務研修を受けることができれば、不安も軽減されるでしょう。

反対に、即戦力として活躍できる中堅・ベテラン看護師なら新人研修が一段落した後の6月以降がおすすめです。新人研修が一段落すれば、院内も落ち着きを取り戻すため、個別の引き継ぎも丁寧に行ってもらえる可能性が高くなるからです。

また、育児との両立を考える看護師なら、4月以外の転職がおすすめです。
4月の入園・入学・進級時は、子どもの環境の変化による体調不良やトラブルが起きやすい時期です。この時期に合わせて新たな職場で勤務を始めるのは、心身とも負担が大きく、転職先で思うように仕事に慣れることが難しくなってしまうケースもあるからです。