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ズキンズキンと脈打つように「こめかみ」周辺が痛む片頭痛。
メカニズムはよくわかっていませんが、頭部の血管が拡張して痛むケースと、三叉神経への刺激によって痛むケースとがあると言われています。

片頭痛が起きる原因には、疲労、肩こり、寝不足または寝すぎ、女性ホルモンのバランス変化、強い光や音、気温差のほか、空腹、チョコレートや赤ワイン、チーズなどの過剰摂取が挙げられます。

片頭痛が起きた時に頭痛薬に頼り過ぎると、胃腸に負担がかかり薬物乱用頭痛を起こしてしまう危険性もあり、できるだけ頼らずに対処したいものです。
勤務中に起きる片頭痛には、以下のことを試みてみましょう。

1.水分を多めに補給する
水分不足で血流が悪くなると痛みが強くなることもあります。まずは水分を多めに摂取しましょう。

2.患部を冷やす
ズキンズキンと痛む部分を、保冷剤や冷却ジェルシートなどを当てて冷やしてみましょう。それによって、拡張した血管を収縮させることができ、痛みを和らげることができます。

3.カフェインを飲む
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインには、拡張した血管を収縮させる効果があります。ただし、飲みすぎは逆効果なので、痛みはじめの際に1杯だけに留めましょう。

4.豆乳を飲む
マグネシウムにも、頭痛を緩和させる効果があると言われています。
マグネシウムは大豆製品に多く含まれているので、勤務中でも手軽に飲める豆乳がおすすめです。
なお、マグネシウムは、大豆製品のほかにも魚介類や海藻類、あずきなどに含まれています。納豆や鯖なら、マグネシウムと同様に頭痛緩和の効果のあるビタミンB2も多く含んでいるので、積極的に食事に取り入れるとよいでしょう。

5.チョコレートやハム・チーズは控える
片頭痛の際は控えた方がよい食品として、チョコレートやハム・ソーセージなどの肉加工品、チーズが挙げられます。勤務中は飲まないと思いますが、赤ワインも片頭痛を誘引する恐れがあるため控えるようにしましょう。