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保健師とは、病気予防や健康維持のために人々に保健指導を行う公衆衛生の仕事を行う医療専門職です。
保健師のうちの約7割が、地域の保健センターや保健所での勤務となり、住民からの健康相談への対応や生活習慣病や感染症などへの啓蒙活動をおこなったり、乳幼児健診をおこなったりします。

保健師には、行政機関で勤務する「行政保健師」のほかにも、一般企業で勤務する「産業保健師」や、学校で勤務する「学校保健師」がいます。そのほかに、医療機関や福祉施設などで働いている保健師もいます。
仕事の内容は、勤務先によって多少異なりますが、仕事の目的である「人々の病気予防や健康維持のために働く」ということは共通しています。

保健師になるために必要な資格は2つあり、「看護師資格」と「保健師資格」が必要となります。看護師国家試験と保健師国家試験との両方に合格することで、保健師免許を取得することができます。

すでに看護師免許を持っている人であれば、保健師養成課程（1年以上）を修了すれば、保健師国家試験を受験するための資格を得ることができます。

保健師になるには、2通りの方法があります。
ひとつめは、保健師を目指せる大学へ4年間通い、その後に看護師試験と保健師試験の受験資格を得る方法。もうひとつは、まず看護系の短大へ3年間通って看護師資格を取り、その後、保健師養成学校へ1年間通うか保健師コースがある4年制大学に編入し保健師試験の受験資格を得る方法です。
どちらの方法も、保健師試験の受験資格を取るためには少なくても4年はかかります。

看護師として働きながら保健師を目指す人もいます。看護師として働きながら保健師養成学校へ通ったり、資格取得のための勉強をしたりするのは簡単なことではありませんが、すでに看護師資格を取得しているため、保健師への気持ちが強ければ実現できるでしょう。