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出産を控えた看護師が、今の職場で働き続けられるかどうか見極めには、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。

1. 師長の出産への理解
看護師の業務は、夜勤や重労働など妊婦にとっては負担となる業務がたくさんあります。
労働基準法の第66条では、妊婦が求めれば残業や夜勤は免除されることが定められているように、妊娠した看護師は、いつも通りの勤務を見直して無理なく働ける環境が必要となります。
今の職場の師長が、座っていられる時間が長くなるように業務内容を考慮してくれたり、身体に負担がかからないシフトを組んでくれたりなど、母体への考慮をしてくれるかどうかを確認してみましょう。

2. 職場仲間の協力が得られるか
師長が考慮してくれても、職場仲間の協力が得られないと、結局無理して働かざるを得なくなってしまいます。
妊婦の負担を減らした分、どうしても職場仲間の負担が増えることになるため、出産経験のない先輩が多いと、理解を得ることが難しい場合もあります。

3. 育児休暇後の働き方が選べるか
子どもの預け先の場所や受け入れ体制などにもよりますが、育児休暇明けすぐに、フルタイムで働くのはとても大変です。育児休暇後の働き方として、育児短時間勤務制度が利用できるのか、拘束時間が短い部署への異動や雇用方法への変更が可能なのか、などについても確認しておきましょう。

看護師の仕事はキツイと言われますが、その分キャリアアップややりがいがあり、婚期や出産時期が遅くなりがちです。近年では、看護師だけでなく、仕事で活躍する女性が増えるにつれて初産の高年齢化が進んでおり、35歳以上の高齢出産も珍しくない時代となっています。

30歳前後は、仕事にも慣れて自信もついてくる頃かと思いますが、このタイミングを逃すと、徐々に妊娠しづらい身体へと変化し、育児と家事を両立させるだけの体力も低下していきます。
30歳は、新卒で入ったなら経験6〜7年目。復帰できるだけの経験も積んでいるはずなので、出産後も働き続けるのであれば、この頃に出産を考えてみるのも良いかもしれません。