本当のことを言わない患者さんへの対応法
無口な患者さんから情報を聞き出すのって、けっこう難しい。
それに、慢性患者さんに薬をちゃんと飲んでいるか聞いても、そっけない返答や言葉を濁されたりすることもあって、どう受け取っていいものか悩むこともある。
本当のことを言ってくれない患者さんと、どうやってコミュニケーションをとったらいいのか、教えて欲しい!
本当の事を言わない慢性患者は多い?
ある調査によると、高血圧や糖尿病などの慢性病患者のうち、医師の処方通りに薬を服用できている患者は、わずか30~60%だといいます。
服用できていないのに、服用していると伝えてしまうことで、薬の効果が正確に把握できず、薬の処方の増量や薬の種類の変更を検討することになるため、服用していないのであれば、それを把握する必要があります。
本当のことを言わない患者だけに非があるのではなく、言えるような雰囲気作りも大切だといえます。
服用できていないのに、服用していると伝えてしまうことで、薬の効果が正確に把握できず、薬の処方の増量や薬の種類の変更を検討することになるため、服用していないのであれば、それを把握する必要があります。
本当のことを言わない患者だけに非があるのではなく、言えるような雰囲気作りも大切だといえます。
本当のことを聞き出す方法とは?
1. 聞き方を工夫する
「薬はちゃんと飲んでいますか?」と質問すると、たとえ服用できていなくても、「はい」と答えてしまうのが患者の心理です。
そのため、正確に把握するためには、「薬は今、どれぐらい余っていますか?」と質問することで、本当のところが聞き出せるかもしれません。
また、アルコールが禁止されている患者に対しては、「アルコールは飲んでいませんよね?」と質問するよりも、「アルコールは1日にどれぐらい飲みましたか?」など具体的に質問しましょう。
2. 患者の気持ちに寄り添う
薬の服用や禁止されているものに対して、もし患者が守っていなくても、責めるような態度や口調は決してとらないようにしましょう。
患者の気持ちに寄り添うことで、オープンに対話ができる関係性を作り出すことができ、その結果、より効果的な治療を行うことができます。
3. 非言語的コミュニケーションを重視する
他者に与える印象は、言葉よりも見た目の表情や身振り、姿勢や口調、声のトーンなどの非言語的コミュニケーションから受けるものの方が多いといいます。
相手に質問をする際、これらを意識し、聞く姿勢をしっかりと整えるようにしましょう。
「薬はちゃんと飲んでいますか?」と質問すると、たとえ服用できていなくても、「はい」と答えてしまうのが患者の心理です。
そのため、正確に把握するためには、「薬は今、どれぐらい余っていますか?」と質問することで、本当のところが聞き出せるかもしれません。
また、アルコールが禁止されている患者に対しては、「アルコールは飲んでいませんよね?」と質問するよりも、「アルコールは1日にどれぐらい飲みましたか?」など具体的に質問しましょう。
2. 患者の気持ちに寄り添う
薬の服用や禁止されているものに対して、もし患者が守っていなくても、責めるような態度や口調は決してとらないようにしましょう。
患者の気持ちに寄り添うことで、オープンに対話ができる関係性を作り出すことができ、その結果、より効果的な治療を行うことができます。
3. 非言語的コミュニケーションを重視する
他者に与える印象は、言葉よりも見た目の表情や身振り、姿勢や口調、声のトーンなどの非言語的コミュニケーションから受けるものの方が多いといいます。
相手に質問をする際、これらを意識し、聞く姿勢をしっかりと整えるようにしましょう。
普段から丁寧に接することは心がけていたけど、オープンに話しやすい雰囲気づくりはしていなかったわ。患者さんが本当のことを言いやすい雰囲気作りができるよう、これから頑張ってみるわ。