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どんな点に配慮が必要?看護師が注意すべき患者の個人情報の取り扱い

勤務先の病院で、「患者さんの個人情報の取り扱いについて注意するように」と言われた。個人情報の取り扱いには注意が必要なことは知っているけど、具体的にどんなことを注意すればいいのか、聞きたくても今更すぎて・・・
看護師が注意すべき患者さんの個人情報の取り扱いについて、詳しく知りたい!

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看護師が取り扱う個人情報の特徴
看護師は業務を行う上で、患者さんの多くの個人情報を入手します。氏名や年齢、性別、住所、電話番号、職業のほか、家族構成や血液型、健康状態、病歴、場合によっては余命期間など、非常にプライベートな内容まで目にします。
2017年の改正で、個人情報保護法には「要配慮個人情報」というものが定義されました。それは、「身体障害、知的障害、精神障害等の有無」「健康診断、その他の検査結果」「保健指導、診療や調剤情報」が含まれますが、看護師ならこれらの情報をも目にする機会があります。

近年、さまざまな個人情報がデータ化され、犯罪に悪用されるケースが後を絶ちません。看護師の業務上に得た個人情報が、犯罪者の手に渡らないよう、しっかりとモラルをもって患者さんの個人情報を守る意識を持つことが大切です。
個人情報の取り扱いで看護師が注意したいポイントとは?
医療機関では、カルテに記載されている患者さんの情報すべてが個人情報だと考えましょう。具体的には、カルテそのものはもちろんのこと、一部を抜粋したコピー、検査結果用紙、個人情報が入力されたパソコン・USBなどのほか、他の看護師への申し伝えのためのメモや、一時的な覚書についても、個人を特定できる情報があるものは個人情報になります。
それらのものを、他の患者さんなどの目に触れやすい場所に放置しないことが大切です。
具体的に注意したいポイントは以下の点です。

・ワゴンの上やカウンターに置いたまま離れない
・他の患者さんのベッドサイドに置き忘れない
・ペーパー類はバインダーに挟むなどし、容易に他者の目に触れたり紛失したりしないようにする
・印刷した用紙をプリンターに放置しない
・ナースステーションから不必要に持ち出さない
・メモは個人情報を特定できないようにイニシャルや略語で記載する
・院内での会話は、周囲に個人情報が伝わらないように注意する
・個人情報が記載されたものを廃棄する時は、シュレッダーにかける
・個人情報が含まれるデータには、パスワードによるロックをかける
・外部からの患者の病状についての電話問い合わせには、容易に応えない
・郵送する際は、書留や配達記録などで患者が直接受け取る方法にする

決して難しいことではないけれど、時間に追われて忙しくしていると忘れてしまったり、ちょっとくらい大丈夫と思って気を許してしまったりしそうなことが多いわね。でも、もし個人情報が紛失してしまったら一大事。気を引き締めて、取り扱いに注意するようにするわ。

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