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看護の仕事は24時間休む間がありません。チームのメンバーが交替しながら、質を落とすことなく看護を継続しなければなりません。
そのためチームのメンバーは、刻一刻と患者の病状や精神状態が変化する様子を、協力し合ってすべて共通認識させる必要があり、新人だからという理由で「知らなかった」「伝えていなかった」ということが通用しないのです。
多くの医療ミスは、チーム内のコミュニケーション不備で起こっているとも言われており、看護の場でのチームワークは看護の質に大きな影響を与えています。

情報の共有
メンバー間での情報共有は、チームワークにおいてとても重要です。情報共有ができていない状態で看護を行うと、患者が満足のいく看護を提供できません。些細な事でも必ずメンバー間で共有できるよう、申し送りをするようにしましょう。
また、日々の業務状況や、看護の業務を行うなかで起きた問題点や疑問点などもオープンにして報告し合うことで、他のメンバーの動きを把握することができるため、メンバー間でのフォローがしやすくなり、業務遂行もしやすくなります。

また、同じ看護のチーム内だけでなく、医師や他の医療スタッフ、セラピスト、そして患者のご家族など、患者に関わる方々との情報共有も必要です。細かな情報でも共有し合うことで、お互いの業務をスムーズに行いやすくなり、患者にとっても満足のいくケアにつながるのです。

協調性
看護のチームでは、自分の業務さえしっかりできていれば簡潔するものではありません。自分がチームの中でどんな役割を担っているのかを把握しながら、チームのメンバーそれぞれを尊重し合い、フォローし合うことが大切です。
外来担当、病棟担当それぞれの看護師においても、お互いの業務がスムーズにいくよう、看護の連続性を意識して、仕事を進めていくことで、よりよい看護を目指しましょう。