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看護師も押さえておきたい!子どもの患者さんとの接し方

子どもは可愛くて好きだけど、病院に来る子どもの患者さんはどこか不安げだったり、泣いていたり……。少し接し方に困るときがあるんだよなぁ。
少しでも不安をやわらげてあげるにはどんな接し方をしたらいいのかな?

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子どもの患者さんとの接し方のポイント
小さな子どもにとって「初めて来る場所」「初めて見る器具」「知らない大人たち」といった慣れない環境は大きなストレスになり、不安や恐怖感を与えるものです。そんな子どもたちとはどのようにコミュニケーションを取ったらいいのか戸惑ってしまうこともありますよね。
ここでは、子どもの患者さんとの接し方のポイントをご紹介するのでぜひ参考にしてください。

子どもの患者さんにも治療方法などを説明する
患者さんがまだ子どもだからといってプレパレーション(検査や治療についての説明)を怠ってはいけません。一体何をされるのか分からない状態では、不安や恐怖はより大きくなります。そのため、子どもの年齢に合った言葉で、なぜ検査や治療をしなければいけないのか、どういった方法でそれをおこなうのか、丁寧に説明してあげましょう。すべては理解できなくても子どもなりに納得し、心の準備ができるはずです。

共感の言葉をかけてあげる
「泣かないで」「もうお兄ちゃんなんだから泣いたらダメ」など、禁止したり否定したりする表現は子どもの不安を増大させ、ますます緊張させてしまいます。子どもの気持ちを抑えるのではなく「怖いよね、分かるよ」など患者さんに寄り添うような声かけをおこなってください。「痛くないよ」という声かけも「痛かった、嘘つきだ」という不信感を抱いてしまうので避けましょう。
なかなか泣きやまず言うことを聞かない子どもの場合でも、根気強く、笑顔でやさしく接することが大切です。

言葉以外のコミュニケーションを
小さな子どもは言語能力が未発達であるため、わかりやすい言葉で説明するのはもちろんですが、身ぶり手ぶりなど体を使って説明してあげると分かりやすいでしょう。ほかにも、手を握ったり頭や背中をやさしくなでたりしてあげると、安心感を与え治療から意識をそらすこともできます。いきなりだと驚かせてしまうので、様子を見ながらおこなってくださいね。
また、絵本やぬいぐるみを使って子どもの緊張をほぐしてあげるのもおすすめです。

治療が終わったら褒めてあげる
処置などが終わったら「がんばったね」「えらかったね」「おかげで無事に終わったよ、ありがとう」などとねぎらいの声かけをし、たくさん褒めてあげましょう。そうすることで病院に対する恐怖感などがやわらぎます。

保護者とコミュニケーションを取ることも大切
患者さんが子どもである場合は、付き添いの親御さんとのコミュニケーションも大切になります。不安なのは子どもだけでなく、親御さんも同じです。まずは、親御さんにしっかりと処置内容などを説明し、不安を取り除いてあげてくださいね。自分の親と親しげに会話し、寄り添う医師や看護師の姿は、子どもの安心につながることもあります。

子どもの患者さんの不安や恐怖感を取り除くには、分かりやすく処置内容を説明して、共感してあげることが大切なんだね。大人でも病院が苦手な人は多いし、子どもなら怖がって当たり前だよね。
治療が終わったらたくさん褒めてあげよう!

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