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周りから信頼を得られる知識力・判断力
新人や後輩がリーダー看護師に最も求めることは、困った時や不安な時に的確に指示やアドバイスをしてくれることです。そのためには、自分が実際に担当する業務だけでなく、チーム内の業務すべてに起こり得ることにおいて、あらかじめ推測して医師や先輩看護師に確認するなどして知識を得ておく必要があります。マニュアルをただ理解しているだけでなく、背景にある理由をよく理解しておくとともに、最悪のケースを想定しておくことで、発生し得る質問や問題に対して明確に答えたり判断したりすることができるでしょう。
「あの人がリーダーなら、安心して業務にあたれる」と思われるような知識力や判断力を備えておくと、リーダーとして周りから信頼されることでしょう。

コミュニケーション能力・調整能力
リーダーという立場に就くと、チーム内メンバー一人ひとりの立場を理解するとともに、率先して人間関係を良好に保つためのコミュニケーション能力が必要となってきます。
日頃から感情的にならず落ち着いて周りの人と積極的にコミュニケーションをとることで、リーダーとしてのコミュニケーション能力が養われていくことでしょう。
後輩への指導で間違いをしっかりと指摘しなければならない場面も出てきます。日頃から人の努力や功績に目を配り素直に褒めることで、良好なコミュニケーションを維持しやすくなります。
またリーダーの立場に就くと、他の看護部署や医師との連携や調整をする機会が増えるので、相手の立場に立って物事を考えながら問題を解決していく力も求められます。

人に任せられる能力・公平性
リーダーになると、チーム内の仕事の分担も業務に入ってきます。そのため、チーム内で公平性を維持しつつ、業務の優先順位を考慮してチームの業務を上手くまわしていく能力が必要となります。
後輩への指導はもちろんのこと、後輩の知識や技能の上達状況をしっかりと把握し、後輩に任せられるものは任せるということも大切です。