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近年は海外からの観光客や日本への移住・留学をする外国籍の人が増えていることもあり、医療や看護の現場でも英語を使える看護師が重宝されつつあります。
そのため、英語を習っていた方や海外留学・在住などの経験がある方は、活躍の幅も広がります。

では、実際にどのような職場で英語力が求められているのでしょうか？

「外国人患者受け入れ医療機関認証制度」に認定されている病院
外国人患者の受け入れを円滑におこなうため設立された「外国人患者受け入れ医療機関認証制度」に認定されている病院では、英語などの外国語スキルを持っている看護師の求人募集が多いです。
日本語が通じない外国の患者さんに対し英語で説明をし、満足・安心な医療を提供できるようにするのが主な仕事です。

大都市や観光地の病院
人が多く集まる大都市や観光地にある病院では、英語が話せる看護師の需要が高いです。
特に観光地の場合は旅行中の外国人患者さんが受診することも多いため、英語でのコミュニケーションができると、適切な治療を提供できる確率が高くなります。

「EPA外国人看護師」を受け入れ中の病院
フィリピンやインドネシア、ベトナムといった、日本と経済連携協定（EPA）を締結した国から看護の技術を学びに来ている留学生に対し、英語で指導・教育をおこないます。

美容クリニック
日本の美容クリニックでは高い水準で美容施術をおこなっていることから、外国の患者さんも多く訪れています。患者さんに英語で対応できる看護師は、就職や転職の際も有利になるでしょう。

英語を活かせる看護師の仕事には他にもさまざまなものがあります。

保育園、インターナショナルスクール
保育園やスクールではおもに子どもの健康管理や手当て、保健指導などを担います。
外国語教育に力を入れているこれらの施設には、さまざまな国の子どもたちが通っています。また、保護者の母国語も日本語や英語などさまざまです。
そのため、英語で意思疎通が取れる看護師が優遇されることが多いのです。

外資系企業のPV（医薬品安全監視）業務、治験業務
外資系企業でのPV業務の求人や、治験業務などでは外国の薬品を扱ったり、外国の薬品メーカーとメール等でやりとりをしたりといった機会が多くなります。
ナースとしての知識・スキルはもちろんですが、社外とのコミュニケーションに英語を活かすことができるでしょう。

シップナース、ツアーナース、イベントナース
豪華客船の医務室で勤務する「シップナース」や、海外旅行へ着いていき旅行客のもしものときに備える「ツアーナース」、国際的行事の救護室で看護業務にあたる「イベントナース」など、少し変わった職場も。
どれも求人数は決して多くないですが、英語・看護のスキルを発揮して貢献できる仕事です。