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国が副業や兼業を促進しているのを受け、副業を解禁する企業が増えてきています。こうした動きが見られる中、働き手側もまた副業に注目する人が多くなりました。副業を始めるサラリーマンなどが増える中、看護師として働きながら「副業を始められないだろうか」と考えている人もいるのではないでしょうか。
看護師の資格を持っている人ならではの単発、非常勤のアルバイトなどは多いですし、副業として近年人気の高いクラウドソーシングでのWebライティングなどでも、看護師としての経験や専門知識を生かせることは大きな強みとなるはずです。
しかし看護師が本業とは別に副業を持つにあたっては、慎重に検討すべきことや知っておくべきこともあります。看護師の副業について、以下の項目をチェックしておきましょう。

副業に適した求人を探す
看護師が副業をする場合、さまざまな選択肢が考えられます。週に1日のパート勤務や単発のアルバイト、看護師の資格を活かしたWebライティングなどもありますが、特に単発の求人は、企業や学校で健診を行う健診バイト、就学旅行や合宿に同行する添乗ナース、夜勤の単発バイト、訪問看護などさまざまなお仕事を選ぶことができます。
本業のシフトや自身の生活スタイルを考え、午前だけ、午後だけ、月に1回だけなど、働ける日数や時間帯に合わせ無理のない程度に仕事を探すとよいでしょう。

就業規則を確認する
働き方改革で副業を認める企業が増えてきたとは言え、医療機関について言えば常勤の職員に対して副業を認めているところはまだ多くはないでしょう。副業の業務内容に関わらず、まずは現在の職場の就業規則や雇用契約を確認して、副業が認められているかどうかや副業に対する制限などが設けられているかなどをきちんと確認しましょう。副業が禁止されている職場の場合、どのような規則になっているのかをしっかりと確認しておきましょう。

確定申告が必要になることもある
看護師として1ヵ所の病院だけに勤めてお給料をもらう場合は、勤務先で年末調整を行ってくれるため、自分で確定申告をする必要が基本的にありません。しかし、副業で20万円以上の収入がある場合、副収入に対しても所得税を支払う必要があるため、副業での所得について確定申告を自分で行わなければいけません。副業を行うのであれば、こうした税金にまつわる知識なども身に付ける必要があります。