看護師がSNSで注意すべき4つのポイント
この前患者さんに「Twitterとかやってるの?」って聞かれました。「えー、忙しいからやってないですよー」って言ったけど、実はSNSはTwitterとFacebook、Instagramをやってます。自分ではあんまりマメに投稿しないけど、みんなのつぶやきや写真を見るのは楽しいから好き。でも患者さんとか職場の人には恥ずかしいから教えてません。教えなくていいよね?
インターネットやスマートフォンの普及につれ、SNS利用も一般化しています。便利で楽しいSNSですが、使い方によっては問題が起こることも……。
看護師がSNSを使う場合は、以下のような点に注意することをおすすめします。
(1)個人が特定される形での利用をなるべく避ける
Facebookなど実名での登録が必須となっているSNSもありますが、本名での登録や顔写真の公開など誰からでも個人が特定される形でのSNS利用はなるべく避けることをおすすめします。
個人が特定されればSNSに何気なく投稿した内容について、何のことを言っているのか、誰のことを言っているのかなどがわかってしまう場合も多くなります。
必要以上に注目されないためにも、個人情報を明らかにした形でのSNS利用は控えるのが無難です。
(2)匿名や非公開でも誹謗中傷などを投稿しない
ただし、匿名での利用であったとしても、職場の人や患者さんの誹謗中傷やプライバシーを侵害するような内容を投稿してはいけません。こうした内容はいわゆる「炎上」につながりやすく、匿名や非公開であっても問題化しやすいです。
匿名での利用でも、身元を明かして利用する場合と同様に配慮ある投稿を心がけましょう。
(3)院内での写真を投稿しない
先日、ドクターが最後のオペ中に撮った記念写真を看護師がSNSに投稿したことで炎上する騒ぎがありました。2015年には、看護師が院内でほかの職員らと誕生日ケーキを囲んで撮影した写真をSNSに投稿して市から注意を受けるという事案も発生しています。後者については、医療行為を行わない部屋で休憩中に撮影したもので、公開範囲を知人に限定していたにも関わらず問題化しています。
職場で何気ない写真を撮ることもあると思いますが、こうした写真をSNSに投稿するのは避けた方が良いでしょう。
(4)SNS依存に注意する
SNSに夢中になるあまり、一日に何度もSNSを見たり投稿したりするという人も多いかもしれません。しかし、こうしたSNS依存の状態になると、些細なこともすぐに投稿したくなるという心理が働き、投稿する内容について深く考えない傾向が強くなります。SNSに依存しすぎていないか、ときには見直してみることも忘れずに。
悪口とかはもちろん書かないけど、職場であった何気ないことでも、たしかに知っている人が読めば誰のことかわかっちゃいますよね。職場の写真も、休憩中に撮ったのとかだったらアップしちゃうこともありそう。気をつけようっと!