室温は何度に保つべき? 健康に影響を与える室温とは
電気代の節約ため部屋の寒さを我慢することが多い私。でも、寒いのを我慢していると健康に悪影響だと言われたわ。
室温が低いと健康にどんな影響があるのか、そして健康維持には室温を何度以上にしておくべきなのか、看護師としても確認しておきたいな。
寒い室温が健康に与える影響とは?
寒い冬に室温が低い状態で過ごしていると、高血圧症や動脈硬化を発症しやすくなるほか、自律神経の乱れや、夜間頻尿を含む睡眠の質の低下をも引き起こすと言われています。
国土交通省の調査でも、室温が18度未満の住宅に住む人は、総コレステロール値や悪玉コレステロール値が有意に高く、心電図においても異常所見が多くなることが明らかにされています。
国土交通省の調査でも、室温が18度未満の住宅に住む人は、総コレステロール値や悪玉コレステロール値が有意に高く、心電図においても異常所見が多くなることが明らかにされています。
普段の生活でも起こり得る低体温症
低体温症とは、身体の深部体温が35度以下になる症状で、体が産生する熱よりも体外へ失われる熱が上回ることで起こります。
低体温症では血液が脳に充分に届かなくなるため脳の働きが鈍り、脳卒中や意識障害を引き起こす可能性や死亡のリスクもあるといいます。
低体温症は雪山や水難などで起こるイメージがありますが、普段生活をしている室温が低いことでも起こり得るもので、毎冬救急搬送される人が相次いでいるようです。
低体温症のリスクが高いのは、高齢者や乳幼児など寒さへの適応力が低い人のほか、感染症や、抗うつ薬、アルコールなども低体温症へのリスクを高める要因となります。
低体温症では血液が脳に充分に届かなくなるため脳の働きが鈍り、脳卒中や意識障害を引き起こす可能性や死亡のリスクもあるといいます。
低体温症は雪山や水難などで起こるイメージがありますが、普段生活をしている室温が低いことでも起こり得るもので、毎冬救急搬送される人が相次いでいるようです。
低体温症のリスクが高いのは、高齢者や乳幼児など寒さへの適応力が低い人のほか、感染症や、抗うつ薬、アルコールなども低体温症へのリスクを高める要因となります。
健康を考えた冬場の室温基準
WHO(世界保健機関)では、冬の住宅の最低室内温度として「18度以上」を強く勧告しており、特に高齢者や小児は、それ以上に温かい温度を推奨してします。
一方で、国土交通省が平均年齢57歳の住居に対して行った調査では、寝室・脱衣所では9割、居間では6割が18度に達していないという結果が報告されており、室温への意識を高める必要性が叫ばれています。
一方で、国土交通省が平均年齢57歳の住居に対して行った調査では、寝室・脱衣所では9割、居間では6割が18度に達していないという結果が報告されており、室温への意識を高める必要性が叫ばれています。
寝室の室温を維持しよう
特に室温が低下しやすいのが、睡眠中の寝室です。室温が低下する前に暖房を入れ、部屋の乾燥が気になる場合は加湿器を併用しましょう。
暖房による室温維持が難しい場合は、湯たんぽや電気毛布などで寝具を温めましょう。特に首回りは冷やさないよう、襟元が暖かいパジャマを着用したりブランケットなどで熱を逃がさないようにすることも大切です。
暖房による室温維持が難しい場合は、湯たんぽや電気毛布などで寝具を温めましょう。特に首回りは冷やさないよう、襟元が暖かいパジャマを着用したりブランケットなどで熱を逃がさないようにすることも大切です。
室温が低いと、血圧が上がるだけでなく、不整脈や脳卒中のリスク、脳機能の低下などさまざまなリスクが起こるのね。寒くても平気だと思わず、健康へのリスクをしっかりと意識して、室温をキープするようにしなくちゃね。