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看護師はどれくらい休みが取れる? 看護師の休暇事情

「看護師って休みが少ないんでしょ?」と会社勤めの友人に言われた。確かに少ないイメージだけど、一般企業と比べてどれぐらい違いがあるのだろう・・・?

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看護師の年間休日は、他の職種より少ないの?
厚生労働省による調査で明らかになっている日本全体の年間休日は114.7日。それに対して、看護師の年間休日は、日本看護協会の調査によると平均118日となっています。看護師の休日は少ないと思われがちですが、十分に確保されているようです。
そのなかでも、年間120日以上の休日となっている看護師は全体の半数を超えており、看護師の多くは、土日祝日休みの一般企業と同等の休日数だと考えてよいでしょう。

看護師が休みを取りにくいというイメージは、シフト制のために休みたい日に休めない、といった理由からだと考えられます。また、看護師のなかでも、職場によっても年間休日には差があることから、休日をしっかり取りたい場合は、年間休日が多く、自分の休みたい日に休めるかどうか、に注目して職場を探すとよいでしょう。
有給休暇の取得状況は?
人材不足の傾向がある看護師は、有給休暇がほとんど取れないのでは?というイメージがあるかもしれませんが、看護師の平均有給休暇取得率は56%です。
いっぽうで、厚生労働省による発表では、一般企業における平均有給休暇取得率は52.4%。看護師の有給の取得しやすさは、決して悪い状況ではないといえます。
勤務先によって変わる休暇状況
大学病院を中心とした大規模の病院では、年間休日が125日前後で多い傾向にあります。規模が大きければ、それだけ看護師の数が多くなり、勤務形態もシフトを組みやすくなり、休みの調整がしやすくなります。有給休暇の取得を促進する動きもあり、比較的休日が取りやすいでしょう。

それに対して、個人の診療所やクリニックでは、年間休日が105日前後と少ない傾向にあります。人員も少ないため、有給休暇が取りにくい傾向もあるでしょう。いっぽうで、入院設備を持たない施設では、日曜・祝日は休診としているなど、特定の曜日や祝日で休めるといったメリットもあり、休みの過ごし方について先々まで計画を立てやすく、家族や友人と休みを合わせやすいでしょう。

一般企業と比べても、看護師の休日は決して少ないわけではないことがわかったわ。もちろん勤務先によっても違うけど、これは一般企業においても同じこと。休日設定が自分のライフスタイルに合う勤務先を選ぶことが大切なのね。

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