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五月病とは、新人社員や学校の新入生など、新しい環境に適応できないことによって起こる「うつ症状」に似た精神的症状です。頑張り屋さんで真面目な人ほど、環境が変わったことがストレスとなり、上手くいかないことに対して不安感が募り、身体的・精神的に疲労が起こりやすいといいます。

看護師は、常に時間に追わるプレッシャーを受け、心身ともに追いつめられる状況が起きやすい職業です。また、看護学校できっちり学んできた事と、職場に勤務するようになって現場で必要な知識とのギャップについていけないという状況も起こりやすいもの。
また、そもそも看護師を目指す人は真面目で責任感の強い人も多いため、五月病に陥りやすいとも考えられています。

五月病は、時間が解消してくれることもありますが、放っておくと悪化して精神的失調や自律神経の失調を来すこともあります。そのため、新人看護師ならあらかじめ五月病になりやすいことを認識し、予防をすることが大切です。

完璧を自分に求めないようにしよう
責任感の強さが五月病を招かないよう、完璧を求めすぎず、できないことがあっても自分を責めないようにしましょう。看護師1年目ならできないことがたくさんあって当たり前です。目の前のことが1つでもできるようになったら、自分を褒めるくらいがちょうどよいのです。

気分転換を意識して
できるだけ同期の友達や家族に対して、愚痴を吐き出すようにしましょう。看護師1年目が大変だということは誰もが想像できることです。多少の愚痴を言っても誰も貴方を責めはしないでしょう。自分の悩みや不満を誰かに伝えることは、心のなかのモヤモヤが消えていくようにストレス発散できるでしょう。

頑張っている自分へご褒美を
職場では1日でも早く戦力となるよう、どんどんと新しい課題を課してくるかもしれません。そしてそれに一生懸命応えようと頑張っていても、いちいちそれを評価してはくれません。
そのため、意識的に頑張っている自分にご褒美を与えるのも効果的です。休みの日に美味しい食事を食べに行ったり、普段は手が出ないようなデザートを買ってみたり、美容エステに行くなど工夫してみましょう。