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看護師2年目で転職を考える方は多く、転職理由としては次のようなものが挙げられます。

・残業が多く休みがとれない
・通勤に時間がかかり肉体的にきつい
・上司や同僚との人間関係でストレスがたまる
・職場でのパワーハラスメント
・教育プログラムが整っていない
・将来性に期待できない

看護師として働きはじめて1年経過するなかで、さまざまな疑問や悩みが出てくるのが2年目。実は、2年目までに離職する看護師は全体の14％を超えるといわれています。
2年目での転職では、「すぐに辞めてしまうのでは？」といったイメージから敬遠されることもありますが、看護師は常に求人があり、2年目で実務経験が少なくても資格を持っていることから、転職の機会が少なくありません。

2年目での転職が有利に働くこともあります。

・1年目の経験から基礎知識が既にあり、一から指導する必要がない
・ベテランに比べて柔軟性があり、指導しやすい
・若いため体力がある

このように、2年目での転職はネガティブな印象だけでなく、採用側にとって好意的な印象も持たれており、「第二新卒」と呼ばれていることもあるのです。

転職に踏み切るまえに、デメリットや注意点を確認しておきましょう。

・キャリアが継続しないので、転職先でもまた新人看護師として扱われる
・継続した教育が受けられず、職場によっては即戦力を求められる
・プリセプターの機会を逃し、経験が積めない
・奨学金の一括返済を求められる場合がある

また、なるべくネガティブな印象を持たれないためには、転職理由の伝え方が重要だということも覚えておきましょう。「新たな職場で自分の求めるスキルアップの習得をしたい」や、「キャリアアップや資格取得を目指したい」など、仕事への意欲を感じさせる前向きな理由を伝えられるとよいでしょう。