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短大・専門学校卒の看護師が「看護学士」を取るには?

看護師になって5年。将来のことを考えて今からちょっとずつキャリアアップに向けた努力を始めるべきなのかなって思ってます。
将来の方向性はまだはっきりと決めてないんですが、今気になっているのは「看護学士」の資格を取ること。看護師の仕事をするのに大卒かどうかはあんまり関係ないって思ってたけど、例えば専門看護師を目指したいと思ったら大学院に進学する必要があるんですよね。大卒扱いになれば収入アップも狙えるかもしれないし!
通信制の大学で看護学士を目指す方法があるみたいなので、ちょっと詳しく知りたいです。

学士取得にはどんな方法がある?
短大や専門学校を卒業した人が学士を取得するには、4年制大学の3年次(場合によっては2年次)に編入するという方法があります。学部卒まで最低2年間大学に通うことになるため、改めてじっくりと学ぶ時間や経済的余裕がある方には良いですが、看護師の仕事を続けながら学ぶのはかなり難しいと言えます。

看護師の仕事を続けながら短期間で学士を目指すのであれば、通信制の大学(放送大学など)で必要な単位を取得して学士認定を受けるという方法があります。

働きながら「看護学士」を目指すには
では、放送大学などで学んで学士取得を目指す場合の具体的な方法を見ていきましょう。

短大や専門学校を卒業した人の積み重ねた学習の成果を評価し、大学卒と同等の学力があると認められた場合に学士の学位を授与する「学位授与機構」という独立行政法人があります。

3年制の看護学校や短大の看護学科を卒業した人の場合、一般的に追加で31単位を積み上げで取得する必要があります。

看護学校や看護学科を卒業している人の場合、看護学に関する単位は実習も含めほとんど取得済みとなっています。このため足りない単位の半分ほどは一般教養の単位となります。残る半分は「専門・関連科目」である必要がありますが、看護学、医学、保健学、社会福祉学、医療情報科学のいずれかに関する科目であれば良いので、積み上げ単位をすべて放送大学で取得することが可能です。

必要な単位をすべて取得し終えたら、「学修成果」と呼ばれるレポートを作成し、学位授与機構に提出します。
その後、レポートの内容に関連する事項についての小論文試験を受験し、合格すれば看護学士の学位取得となります。

学位取得までにかかる期間は人それぞれですが、働きながらでもおよそ1年で取得することが可能となっています。

なるほど。仕事しながら勉強するのは大変そうだけど、1年ぐらいならがんばれそうな気がします。
看護学士取得っていうはっきりした目標があれば、張り合いもありますよね。

どんな科目の単位を取ればいいのかとか、ちょっと調べてみたいと思います!

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