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「笑い」で解消! 看護師のストレス発散法

入院患者さんで、いつも面白いことを言って周りの人たちを笑わせるおじさんがいるんです。この間、あまりにもくだらないダジャレを言うので思わずくすっと笑ったら、
「あおいさんは笑うとかわいいのに、いつも難しい顔してるよね。もっと笑ったほうがいいよ」
って言われてちょっとショック!
たしかに仕事中は常に一生懸命だけど、そんなに怖い顔してるのかなぁ。
言われてみれば最近、仕事中に限らずプライベートでも笑う機会ってあんまりないような気がしてきました……。

ストレス解消に「笑い」が効果的
患者さんの健康や命を預かる看護師の仕事は、常に緊張感を持って臨む必要があります。そのため、仕事でのストレスを溜めこみがちな看護師さんも多いはずです。
ストレスを抱えた状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ心身の不調につながってしまいます。自分なりに発散する手段を持ち、仕事上のストレスと上手につきあっていくのが大切だと言えるでしょう。

誰でも手軽にできるストレス解消方法の一つが「笑い」です。
ストレスを感じると交感神経が優位の状態が続き自律神経のバランスが崩れてしまうのですが、笑いには交感神経を優位にする働きがあります。この結果、自律神経のバランスが良好になり、ストレスホルモンの分泌が少なくなることがわかっています。

作り笑いでもOK! 笑って心身ともに元気に
「笑い」には、ストレス解消以外にも健康効果が期待できます。
その一つが、免疫力の向上です。

免疫細胞の一つで、がん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃して退治する「NK(ナチュラルキラー)細胞」は、笑うことで活性化されることがわかっています。
笑うと、免疫力が高まりさまざまな病気に強い体を作ることにも役立つのです。

また、笑うことで脳への酸素の供給が増え、脳の働きが良くなることも知られています。笑いは老化防止にもつながると言えます。

お笑い番組を観たり、ギャグ漫画を読んだりして積極的に笑うようにしましょう。
声を出して大笑いするのがおすすめです。

また、笑顔を作ってみるだけでも効果があります。
笑った時の筋肉の動きが脳にフィードバックされることで、楽しくて笑った時の記憶が呼び出され、自然と楽しい気分になりやすいのです。
ストレスを感じている時などは、意図的に笑顔を作ってみてはいかがでしょうか。

笑顔は連鎖するものです。あなたが笑うように心がけることで、自然と周囲の人にも笑顔が伝わり、良い影響をもたらすことにもつながるはずです。

笑うだけでストレス解消できて、免疫力アップにもつながるなんてすごいですね!
前はテレビでお笑い番組を観てたりしたけど、最近はあんまり観てないのでちょっと観てみようかな。先輩たちに、おすすめの芸人さんとか聞いてみます。
あとは、患者さんとの距離を縮められるよう、もっと笑顔を意識しよう!
あかり先輩みたく、いつも笑顔の看護師さんは素敵ですもんね。

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