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野菜にはビタミン類や食物繊維など、体に必要な成分が豊富に含まれています。
実はそれだけではなく、オーストラリアのシドニー大学において2006年から2010年までの期間におこなわれていた研究で、「毎日野菜を食べる人はストレスレベルが低い」ということが明らかになっているのです。さらに、「野菜によるストレス軽減効果は、男性よりも女性のほうがより高い」ともいわれています。

でも、どうして野菜を食べるとストレスを軽減できるのでしょうか？
それは野菜や果物を毎日適度に摂取することで、脳内物質であるドーパミンやセロトニンなどが分泌されて、幸福感を得ることができるためだと考えられています。

「仕事が忙しくてストレスが溜まっているけど、なかなかストレス解消ができなくて悩んでいる」という看護師は多いもの。そんなときは野菜や果物を積極的に食べるようにすれば、ストレスを軽減することができるでしょう。また、体に必要な栄養を補うことで「風邪をひきにくくなる」「お通じが改善されてお肌の調子がよくなる」といったうれしい効果もあります。

生活が不規則になりがちな看護師にとっては、体と心の健康を保つ意味でも野菜をしっかり摂りたいもの。
ストレス軽減効果を実感するためには、次の2つのポイントを心掛けましょう。

・毎日食べる
ストレスを軽減させるには、野菜や果物を毎日食べることが大切です。1日の食事の際に野菜や果物を意識して取り入れてみてください。自宅で調理する場合はサラダや煮物・炒め物・揚げ物など、調理方法にバリエーションをつけるとよいでしょう。
職場の昼休憩ではコンビニなどで昼食を購入したり外食をしたりすることもあると思いますが、サラダなどをプラスするだけでも効果があります。

・摂取のめやす
1日当たりの野菜摂取量は、400gが基準だといわれています。400gを生野菜の状態で食べようとするとなかなか大変ですが、火を通して煮物や温野菜サラダなどにすればかさが減り、基準をクリアしやすくなりますよ。
このとき、同じ野菜だけではなく、色々な種類の野菜を食べることも大切です。葉物野菜や根菜・いも類、トマトやキノコ類などの複数の野菜を組み合わせて食べると、飽きずに食べられるので自然と野菜摂取量が増えるでしょう。また、さまざまな野菜を食べることで栄養バランスもよくなりますよ。