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看護師は、常に緊張感が求められる仕事です。しかも勤務中は次々にやるべきことがある多忙な仕事。とても嫌なことがあったというわけでなくても、忙しすぎてイライラを感じてしまったり、 緊張感が高まりすぎて帰宅後もリラックスできなかったりすることもあるでしょう。

しかし、緊張状態ばかりが続いていたのでは、自律神経のバランスが崩れてさまざまな不調が起きる原因になります。
ちょっとイライラしがちだな、ストレスが溜まっているなと感じたら、意識して自分自身をリラックスさせるのが大切です。

（１）目を閉じて深呼吸する
目から入ってくる情報は多く、脳は常にたくさんの情報を処理しようと働いています。しばらくの間だけでも目を閉じて目からの情報を遮断すると、脳が休止してリラックスしやすくなります。

また、緊張やストレスを感じているときは、無意識に呼吸が浅くなりやすいものです。意識してゆっくりと息を吐き出し、ゆっくりと吸い込むという深呼吸をしてみると、緊張がやわらいで落ち着いた気分になれるはずです。

（２）外の風景をぼんやり眺める
窓の外に見える空や雲、植物や木々など、自然を感じさせるものをぼんやりと眺めることは、心身をリラックスさせる効果が高いことがわかっています。

イライラや緊張が高まっていると感じたときは、少しの間だけでいいので、窓から見える植物や風景を無心で眺めることを意識してみましょう。近くに植物や窓がないときは、植物柄の模様や自然を描いた絵画や写真などでも同様な効果が期待できるとされています。

（３）笑顔を作ってみる
イライラしたり緊張したりしているときは、自然と無表情になったり、眉間にシワを寄せたり、口がへの字になったりするものです。精神状態というのは、顔の表情やしぐさと無意識に連動しているのです。

逆に、意識的に目元をやわらげ口角を上げてにっこり笑顔を作ってみると、その表情のままではイライラしたり緊張したりし続けることができないものです。ストレスを感じているときこそ、形だけでも笑顔を作ってキープしてみることをおすすめします。