> >訪問看護師として働くメリットとデメリット

訪問看護師として働くメリットとデメリット

今の病院で長い間一緒に仕事してた人が、来月で退職することになってね。「転職するの?」って訊いたら、訪問看護の仕事をする予定なんですって。
訪問看護ってなんとなくはイメージできるけど、病院とだいぶ勝手が違いそうよね。具体的にどのような働き方の違いがあるのかしら。

midori-face
訪問看護師として働くメリット

・患者さんとじっくりと関われる
病棟勤務の場合、1日に大勢の患者さんの看護にあたる必要がありますが、訪問看護では1日に4〜5件程度の患者さんを訪問するのが一般的です。一人ひとりの患者さんやそのご家族とじっくりと関わって仕事をしていくことになるため、看護師として大きなやりがいを感じられるという声が多いです。

・在宅医療や地域医療のキャリアが積める
医療設備の整った病棟での業務とは異なり、訪問看護では患者さんの生活の場でのケアやサポートが求められます。社会の高齢化が進む中、在宅医療や地域医療のニーズは今後ますます高まっていくと考えられ、この分野でのキャリアを積むことは看護師としての大きな強みとなるはずです。

・日勤のみ、土日休みの働き方ができる
所属する訪問看護ステーションの体制によりますが、日勤のみで土日休みの施設も多いため、規則正しい生活リズムでの働き方が可能になります。また、訪問看護師の需要は非常に高くなっているため、好条件の求人が多いのもメリットです。

訪問看護師として働くデメリット
・臨機応変な判断が求められる
勤務している病院やステーションによって体制は異なりますが、さまざまな業務を行う訪問看護師は状況に合わせた対応力が求められます。場合によってはチームで働くこともありですが、一般的な病棟勤務の看護師に比べて責任感や判断力が必要になってきます。そうした心構えをもって臨む必要があるといえるでしょう。

・勤務先によってはオンコール体制がある
看護師にオンコール体制があるかどうかは、所属する訪問看護ステーションによって異なります。夜間や休日にオンコール待機があると精神的に休まらないと感じる方は多いでしょう。オンコールについては、どのような体制になっているのかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

・患者さんやご家族とのコミュニケーションが難しい
患者さんとじっくりと関われるのは看護師としてのやりがいを感じられるという点では魅力ですが、一方で患者(利用者)さんやご家族との深い付き合いが求められる難しさもあります。ご家庭を訪問しての業務ということで、病院とは異なる気づかいが求められることもあるかもしれません。

一人の患者さんとじっくりと付き合うというのはたしかに病院だと難しいわね。転職する彼女は面倒見がすごく良い人だから、そういうところに魅力を感じたのかなあ。確かにこれからの時代、在宅医療の知識や経験のある看護師が今以上に求められるようになっていくのかもしれないわ。

midori-body
『お仕事』のおすすめ記事一覧
その他のカテゴリーの記事一覧