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メンタルヘルスを守る! 看護師のセルフケア

この前、入院患者さんに、
「看護師さんはいつも明るくて、悩みがなさそうでいいわね」
なんて言われちゃいました。明るいと言ってもらえるのはうれしいけど、そんなに能天気そうに見えるのかなー? こう見えて結構いろいろと悩みは多いんですけど!!
まあでも、わりとポジティブなのは確かかなぁ。
看護師の中には、ちょっとしたことでくよくよしたり悩んじゃったりする子も多いですもんね。

メンタル不調に悩む看護師は少なくない
日本看護協会の「2011年病院看護実態調査」によれば、2010年度に1ヵ月以上の病気休暇を取った看護師のうち、診断書を提出したメンタルヘルスの不調者は2,669人。長期休暇取得者の35.7%を占めました。特に20代の人にメンタルヘルス不調者が多い傾向が見られるようです。

看護師の仕事は多忙で心身へのストレスも大きいもの。メンタルヘルスの不調を抱える人が少なくないことがわかります。
メンタルヘルスの不調を理由に長期休暇を取る看護師がいれば、その職場ではほかの看護師にさらに負担がかかり、さらなるストレスの原因になるケースも考えられます。看護師のメンタルヘルスをいかに守っていくべきかは、大きな課題であると言えます。

看護師のメンタルヘルスを守るセルフケア
看護師のメンタルヘルス維持のための取り組みは、行政や病院に求められる部分も大きいですが、ここでは看護師個人が自身のメンタルヘルスを守るためにできることについて見ていきましょう。日頃の心がけが大切になります。

・身近な人に相談する
ストレスや悩みを一人で抱え込まず、家族や友人、同僚など身近な人に話してみましょう。順を追って話していくだけでも、自分の気持ちが整理できてすっきりすることがあるものです。

・しっかりと休息をとる
仕事と休みのメリハリを意識して、休むときには十分に心身を休ませましょう。良質な睡眠をとれるように寝室の環境を整えることなども大切です。

・リラックスできる時間を作る
ストレスを感じているときは、交感神経が優位な興奮状態が続きがちです。バランスをとるように、意識的に心身をリラックスさせる時間を作るようにしましょう。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる入浴や、ストレッチで筋肉の緊張をほぐす、ゆっくりと深い呼吸を意識するなどといった方法が有効です。また、好みの音楽、アロマなどを活用するのもおすすめです。

・趣味やレジャーを楽しむ
運動や旅行、料理、ダンスなど自分の好きなことを思い切り楽しむ時間を作るのも大切です。仕事や悩みのことを忘れて、好きなことや楽しいことに集中してリフレッシュしましょう。

なるほど、言われてみるとわたしは自然とできていることが多いかも。
悩みがちな子はすごく真面目だったり、いつも緊張してそうだったりするもんなあ。
暗い顔してる子がいるときは、なるべく声かけてアドバイスしてみるようにしようっと!

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