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意外と知られていない?!初診料と再診料の基準について

転職してきた同僚に、「今の患者さんは、再診料じゃなくて初診料でいいのですか?」って聞かれたのだけど、初診料と再診料のルールって、病院によって違うのかな?
初診料と再診料の区別は、一般的にはどのようなルールになっているのか知りたいな。

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初診料と再診料のルール
初診は、はじめてその病院にかかったときや、久しぶりに受診したときにかかる診察代を指すのに対し、再診料は、一度診察を受けた病気を引き続き診るために通院するときにかかる診察代を指します。

初診料と再診料との区別は、診療点数早見表の中にも明確なルールは存在しておらず、業界全体における明確な取り決めはありません。
そのため、初診料で算定するか、再診料で算定するかの基準は、各病院でルールを設けて、病院内で統一されています。

例えば、前回その病院にかかってから1ヶ月以上期間が開いてしまえば初診料が必要となる病院があれば、半年未満であれば初診料にはならず再診料の病院もあります。
一般的な初診と再診の区別
初診か再診かの判断は、病院によってルールが異なるものの、一般的には以下の3つの点を確認して判断することが多いようです。

1.前回の受診からの間隔
一般的に、前回の受診から暫く通院がなく、たとえば3か月以上など一定の期間があいているかどうかを基準として判断します。

2.前回の病気や怪我と別の件かどうか
前回受診した病気や怪我と同じ件での受信なら再診、別の件での受診なら初診と判断します。3ヶ月以上などの期間があいていなくても、別の件の受診なら初診となります。

ただし、前回受診した時の症状と異なる場合でも、同じ病気が原因であれば再診となります。

3.定期的に通院しているかどうか
持病などで定期的に通院し薬を処方しており、薬が切れたころの通院であれば、再診となります。薬がちょうど切れた頃であれば、たとえ前回から3ヶ月以上経過していても再診となることもあります。

定期的に検査を受けている場合も同様です。半年ごとの定期検査など、3ヶ月以上経過している場合でも再診となります。

単に前回の診察から3ヶ月以上かどうかだけではないし、病院によってもルールが異なるのね。
初診料と再診料との違いで、患者さんの診察代の負担も変わってくるから、しっかりと覚えておかなくちゃね。

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