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忙しい看護師に伝授!チョコレートの効果的な食べ方

チョコレートは好きだけど、太るからなるべく控えるようにしている。でも、職場の先輩によると、チョコレートを仕事前に食べることで仕事に意欲的になれるらしく、先輩はチョコレートをバッグの中に常備しているみたい。
確かに、チョコレートにはいろんな効果があると聞いたこともあるけど、実際のところどんな効果があるのかな?
チョコレートのメリット・デメリットと、効果的な食べ方が知りたい!

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チョコレートのメリット
脳への効果
脳内物質のなかに、記憶力や学習能力にかかわる「BDNF(脳由来神経栄養因子)」というたんぱく質があります。BDNFは、高濃度のカカオポリフェノールの摂取によって増やすことができ、BDNFを含む血流の増加によって、認知機能が高めることができると言われています。
高濃度のカカオポリフェノールは、カカオ分70%以上の高カカオチョコレートに含まれており、ある実験では4週間摂取しことでBDNFが上昇したという研究報告もあります。
BDNFの増加により、仕事の効率や記憶力向上だけでなく、うつ症状の改善にも関連していることがわかっています。

また、チョコレートのカカオには、交感神経と副交感神経のバランスを調整する「セロトニン」を増加させる「テオブロミン」という成分も含まれています。特にGABA入りのチョコレートを摂取することで、忙しくイライラしている時でもリラックス効果や疲労回復といった効果も得られるでしょう。

身体への効果
ダークチョコレートは、ポリフェノールなどの抗酸化物質を豊富に含んでいるので、身体の酸化を防ぐことからアンチエイジングの効果も期待できます。
また、悪玉コレステロールのレベルを下げ、善玉コレステロールを増加させる働きもあると言われています。これにより、血圧低下や動脈硬化のリスク低下など、血圧のバランスをとり血管や心臓疾患のリスクを下げる効果も見込め、アメリカの研究では、ダークチョコレートが心臓病発症リスクを57%も下げたという報告もあります。
チョコレートのデメリット
チョコレートには大量に砂糖が含まれており、高カロリー。食べすぎはやはり肥満に繋がるので要注意です。
チョコレートにはカフェインも含まれているので、夜遅くの摂取や、妊娠中は控えるようにしましょう。

また、カカオに含まれる成分によって偏頭痛へのリスクがあると言われています。メリットに挙げられている疲労回復効果も、効果が切れた後は低血糖となり、身体の疲労感が高まることもあります。
その他にも、大量の摂取は、骨密度の低下や有害物質であるカドミウムと鉛の大量摂取に繋がってしまうので注意しましょう。
チョコレートを効果的に摂取する方法
チョコレートの正しい摂取の仕方
チョコレートの効果を得るための適量摂取量は、1日あたり5〜10gだと考えられています。
チョコレートが好きな方でも、デメリットを防ぐためには最大で35gまでに抑えるようにしましょう。
また、効果をもたらすカカオポリフェノールは、チョコレートを食べた後1時間後から2時間程度の間に限られますので、一度に摂取するよりも、少しずつ食べるのが正しい摂取方法となります。
特に、勉強や仕事など頭を使う前のタイミングや、休憩時間のリラックスしたい時、また疲労が溜まった時などの摂取するのがおすすめです。

チョコレートの正しい摂取の仕方
チョコレートの効果を得るためには、カカオ70%以上のハイカカオを選びましょう。
また、チョコ―レートをたくさん食べ過ぎてしまうという方なら、アーモンド入りチョコレートやナッツチョコレートなど、ナッツ類にチョコレートがコーティングされたものも、食べ応えを感じることができるだけでなく、ナッツに含まれるビタミンEの抗酸化作用の効果も期待できるため、おすすめです。

仕事の休憩時間にチョコレートを食べるのは、やっぱり仕事の効率アップに良いことがわかったわ。でも、チョコレートは何でもいいというわけではないのね。カカオ70%以上のものを選んで、適量を食べるようにしよう。

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