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小児看護師のやりがいと悩み あなたは向いている?

子どもが好きで、保育士にも憧れを抱いていた私。看護師として働いている今でもその思いが諦めきれず、小児看護師への異動について考えている。でも、小児看護師は子どもが好きなだけでは務まらないという話も聞くわ。
小児看護師に向いているのはどんな人なのか知りたい!

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小児看護師のやりがい
1. スキルアップに繋がる
小児看護師は、一般的に0歳から成人までと幅広い領域の看護を行います。また、他の科のように症状ごとに分かれていないため、身体機能の成長や発達を含めた総合的な知識の習得が必要となります。
また、同時に専門性も高いため、小児看護師の経験は、大きなスキルアップに繋がります。

2. 子どもの回復・成長に携われる
子どもの回復力は早く、また成長も目に見えて感じる事ができます。
子ども達が元気に退院していく姿を見るのは、何にも代えがたいやりがいを感じることでしょう。

3. 子どもとの交流を楽しめる
小児看護師は、子どもとの交流も大切なお仕事です。元気のない子に声をかけて励ましたりするのはもちろん、定期イベントや季節のイベントでは、遊びを取り入れての交流も行います。プレイルームへの飾りつけを行ったり、子どもたちが喜ぶ催し物を企画したりすることで、身体的・精神的に負担を強いられている子ども達を元気づける、といったやりがいを感じられることでしょう。
小児看護師の悩み
小児科には、軽い症状の子もいれば重い症状の子もいます。
幼い子どもは病状を上手く訴えることができず、体力もないため、病状が急変することも少なくありません。また、小さなミスでも重大な事故に繋がるリスクもあるため、鋭い観察力や判断力が求められます。
子どもが苦しむ姿を見るのは看護師にとっても辛く、毎日励ましていた子どもが、病気を克服することができず、亡くなってしまうケースもあるでしょう。

また、幼い子どもに治療措置について説明をして理解を得るのは難しく、子どもとの関わり合いやスムーズなコミュニケーションに悩む看護師も多いようです。
ご家族においても、大切な我が子の病気に対してナーバスになっていることも多く、コミュニケーションには気遣いや慎重さを要します。なかには、子どもを大切に思うあまり、看護師への要求が強くなったり、クレームを受けたりしまうこともあるでしょう。
小児看護師に向いている人とは
小児看護師に向いている人としては、子どもが好きであることは大前提となりますが、それだけではやはり務まりません。
子どもやそのご家族の気持ちを汲んだ、思いやりのあるコミュニケーション力が必要となります。
小児科では、言うことを聞かない子への対処や、病に苦しむかわいそうな子への対応など、仕事をしていて感情を強く揺さぶられる機会が多いため、忍耐力や気持ちをすばやく切り替える力も必要でしょう。

また同時に、小児看護師に必要とされる多くの知識の吸収や、子どもの細い血管への採血や点滴など、高い技術の習得などへの、意欲も重要です。

確かに、小児看護師には子どもが苦しむ姿を見る覚悟が必要ね。でもその分、回復した時の喜びを、ご家族と一緒に感じられというやりがいは大きそうね。
忍耐力は自信がある方だし、私は小児看護師に向いているかも!具体的に考えてみようかな。

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