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夜勤疲れの看護師にもおすすめしたい 自律神経を整えてくれる食べ物とは

なんとなく気持ちが落ち込んだり、なぜか体調が悪い日が続いたりする時は、自律神経の乱れが原因だそう。「ちゃんと栄養を摂っている?」って友達に言われたけど、どんなものを食べたらいいのかな?
自律神経の乱れに効果的な食べ物を知りたい!

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自律神経が乱れる原因
自律神経は、体温や血圧、呼吸数などの機能を調整する神経系。自律神経が乱れると、身体の不調だけでなく精神状態も不安定になってしまうので、日頃から意識しておくことが大切です。
コンビニ弁当や冷凍食品、加工品などを中心とした偏った食生活は、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足し、腸内環境が悪化して自律神経に悪影響を及ぼします。
また、ストレスにより交感神経が優位な状態が続くと、胃腸の働きが悪くなるため、やはり自律神経が乱れる原因になります。
自律神経を整える効果のある食べ物とは
1)GABA(γ-アミノ酪酸)
GABAとは、脳や神経をリラックスさせる作用のある神経伝達物質で、もともと人間の脳や神経にあるアミノ酸の一種です。脳に酸素を届け細胞の代謝を高めてくれる作用があり、自律神経を整えるためには欠かせない成分です。
<GABAが多く含まれている食べ物>
トマト・じゃがいも・大豆・発芽玄米・ぶどう・チョコレート・キムチ

2)タンパク質
GABAはビタミンB6と一緒に摂取することで、効果的に補えます。ビタミンB6はタンパク質に含まれているので、そこから摂取しましょう。
<タンパク質・ビタミンB6が多く含まれている食べ物>
魚類:鮭・アジ・さんま・かつおなど
肉類:豚のヒレ肉・ササミなど

3)トリプトファン
トリプトファンとは、脳内の幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の材料となる必須アミノ酸の一種で、自律神経を整えるはたらきがあります。トリプトファンは体内で作ることができないので、食べ物からしっかり補う必要があります。
<トリプトファンが多く含まれている食べ物>
肉類:豚のロース・鶏胸肉・鶏モモ肉など
魚類:かつお・まぐろ・いわし・ブリ・いくらなど
果物:バナナ、キウイフルーツなど
穀類・大豆製品・牛乳・チーズ

4)食物繊維
食物繊維は腸内を刺激しぜんどう運動を活発にしてくれることで腸内環境を整え、副交感神経を優位にしてくれる効果があります。
<食物繊維が多く含まれている食べ物>
野菜類:ごぼう・れんこん・さつまいも・切り干し大根・にんじん・キャベツなど
きのこ類:しめじ・エリンギ・えのきなど
穀物類:雑穀米・玄米・そば・オーツ麦など
豆類:納豆・大豆・インゲン豆など。
果物類:干しプルーン・パイナップル・キウイフルーツ・柿・りんご・バナナなど

5)ビタミンA・C・E
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、ストレスによって発生する不調の元となる「活性酸素」を押さえてくれる効果があります。
<ビタミンAが多く含まれている食べ物>
魚類:うなぎ・あなご・しらす・ししゃもなど
野菜類:にんじん・ほうれんそう・春菊・だいこんの葉・かぼちゃ・小松菜など
レバー(鶏・豚・牛)・卵黄・チーズ・バター・生クリーム・ひじき

<ビタミンCが多く含まれている食べ物>
野菜類:ブロッコリー・じゃがいも、さつまいもなど
果物類:いちご・キウイフルーツ・アセロラ・レモン・柿など
焼きのり・緑茶

<ビタミンEが多く含まれている食べ物>
オイル類:紅花油(べにばなゆ)・コーン油・なたね油など
ナッツ類:アーモンド・ヘーゼルナッツ・ひまわりの種・松の実・かぼちゃの種など
野菜類:枝豆・なす・かぼちゃ・ほうれんそうなど
魚類:いくら・さばの水煮缶・たらこ・あんこうの肝など

ふだんの食べ物が、体調だけでなく精神状態にも影響を与えていることが、改めて認識したわ。忙しくてストレスが多い時ほど、ビタミン類を意識した食べ物を摂るようにしなくちゃね。

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