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脳の疲れを取る?瞑想の効果とは

仕事中に集中力が切れると先輩に悩みを相談したら、脳が疲れているのが原因だと瞑想を薦められちゃった!瞑想って、脳の疲れを取る効果があるなんて知らなかった。どうして瞑想が脳の疲れを取るのかな。瞑想のやり方を教えて欲しい!

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脳が疲れたサインとは?
日本人の、実に3分の1もの人が慢性疲労を感じているといったデータがあります。誰もが普段の生活のなかで、長時間の勤務などで脳を使い続けているうちに、頭がぼんやりし、仕事がはかどらなくなってしまった経験があるかと思います。これは、脳が休息を求めて働きをストップさせているためで、脳が疲れているサインです。
サインに気づかず脳を使い続けていると、仕事の効率が落ちるだけでなく、ミスを起こす可能性も高くなるため、意識的に脳の疲れを取り除く必要があります。
脳の疲れを取るには「瞑想」が効く?
昔から瞑想は、精神的バランスの改善や病気の治療などに用いられています。また、脳科学の分野では、瞑想が脳機能に良い影響をあたるといった論文も多数発表されています。
瞑想を行うことより、集中力や記憶力に関わる脳の「前頭前野」が活性化され、セロトニンの分泌が促進されます。「幸せホルモン」ともいわれるセロトニンが脳全域に行きわたることで、ストレスを抑えて精神を安定させ、脳の疲れを取り去り自律神経を整えてくれると言われています。
脳の疲れを取る瞑想のやり方
瞑想は、思考を停止して脳を休めて整えること。
長時間の作業などで猫背になりがちな姿勢を正し、深くゆっくりと呼吸をして脳へ酸素を多く運ぶことを意識しましょう。

<瞑想のやり方>
1. 椅子またはあぐらで座り、背筋をピンと伸ばし、肩の力を抜く
(肩の力が抜けない場合は、肩や首をぐるりと回しほぐしましょう。)
2. 両目を閉じて精神を集中させて、鼻から息をゆっくりと吸い込む
3. いったん息を止め、口から10秒かけてゆっくり息を吐く
(集中できない場合は、息を吐く際に雑念も吐き出すイメージをします。)
4. 呼吸に合わせて横隔膜が上下する動きを意識しながら、1〜3の行程を5回〜10回繰り返す

1回5分程度、朝と夜寝る前の1日2回行うことが推奨されています。慣れてきたら、1回に行う回数を徐々に増やしていくことで、普段から呼吸が浅くなりにくくなり、ストレスへの抵抗力や免疫力を上げていくことも期待できるでしょう。

確かに、忙しい時って呼吸をしていることを忘れているような…。仕事中にあくびはできないけど、朝夜に瞑想をすることで、意識的に脳に酸素を送ったり思考を停止させたりしたら、脳がリフレッシュできそうね。

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