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看護師向け 円満退社に繋がるスムーズな引き継ぎとは?

転職が決まり、そろそろ仕事を後輩看護師に引き継ぐ準備を始めなくちゃ。普段の業務をしながらの引き継ぎは大変そうだから、引き継ぎノートはしっかり作成しておきたい!
引き継ぎのノートに書く内容や注意点を教えて欲しい!

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看護師の転職時における引き継ぎノートの役割
引き継ぎノートは、自分の業務を引き継ぐ看護師にしっかりと伝え、後任者が後から見返しながら、引き継いだ業務を滞りなく遂行できるようにするためのものです。引き継ぎ内容に不足があると、後任者に大きな負担が強いられるだけでなく、残された周りのスタッフや患者さんにまで迷惑を及ぼしてしまいます。
また、引き継ぎ漏れがあったり、口頭だけで伝えた事が相手の記憶に残っていなかったりすると、転職先に問い合わせがきてしまう可能性があります。新たなスタートとなる転職先に、前の職場からの質問が重なると、転職先に迷惑がかかるだけでなく、自分の評価を落とすことにもなりかねません。
転職時の円満退社には、引き継ぎノートを充実させることがとても大切なのです。
引き継ぎノートに記載する内容
引き継ぎノートに記載する内容は、大きくわけて7つです。

1. 1日の仕事の流れ
1日の仕事の流れ・作業内容を、時系列の箇条書きで記載します。注意点は赤字で記載するなど、後任者ができるだけスムーズに業務ができるよう、詳しく記載しましょう。

2. 週単位・月単位での業務について
毎日ではないけれど、週単位・月単位などで行う業務について、内容・頻度・対応方法などを記載します。

3. 患者さんの情報
担当患者さんに関する情報について、1人1人記載します。病状や経過、看護で注意すべき点、急変が起きやすい時間帯、伝えておくべき過去のトラブルなど。

4. 書類や備品の保管場所・使用方法
業務で使用する書類やファイルの保管場所やまとめ方、備品などの使用方法について。

5. 委員会活動の情報
委員会活動やプロジェクト活動などがある場合は、その内容や役割について。

6. 取引先の情報
業者との取引内容や連絡方法について。業者担当者の名刺も忘れずに後任者へ渡し、業者担当者へは、後任者の名前をしっかりと伝えておきましょう。

7. プライベートのメールアドレスと、携帯電話番号と通話可能時間
引き継いだ業務に関して、転職先の職場に直接連絡が入らないよう、自分のメールアドレスや電話番号をしっかりと伝えておきましょう。通話可能時間も添えておくことで、可能な範囲で問い合わせ時間を配慮してもらえるでしょう。
転職時の引き継ぎで注意すべきこと
引き継ぎノートへの記載内容は、業務ごとに題目を設け、箇条書きで記しましょう。
「これぐらい書かなくてもわかるだろう」と思わず、新人ナースに引き継ぐつもりで漏れなくすべての業務を記載します。そうすることで、直接引き継いだ相手が体調を崩して急に休みをとったり、すぐに他の看護師に担当が変わるようなことがあったりした場合でも安心です。また、イレギュラーな業務には、なぜそれが必要なのか理由や意義を添えることで、相手が理解しやすくなります。
引き継ぎノートは、できるだけ1週間前までに仕上げ、残りの日数の中で不足分を補えるようにしましょう。

引き継ぎノートに書くべき内容がよくわかったわ。誰が見てもわかるように、漏れなく丁寧に記載することで、円満退社と新生活スタートを目指そう!

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