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看護師にもある守秘義務!注意すべきことは?

看護師も守らなきゃいけない守秘義務、しっかり守るためにはどんなことに気をつけたら良いのかな?「つい、うっかり……」なんてことは絶対あってはいけないもんね。
もう一度、しっかり注意事項を確認しよう!

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医療現場における守秘義務とは?
守秘義務とは、診療上知り得た秘密(情報)は患者の同意がない場合、口外しないという義務のことをいい、医療関係者にはこの義務が課せられています。
医師や看護師が守秘しなければならない患者の個人情報には、患者の氏名や生年月日、家族構成などの基本的な情報はもちろん、ほかにも現在の健康状態やこれまでの病歴、診断名など知り得た情報すべてが含まれます。また、亡くなった患者にも守秘義務は適用されるため、知り得た個人情報は慎重に扱うよう注意しましょう。
医師や看護師に守秘義務が課せられている理由
医師や看護師は最良な医療をおこなうため、身体的また社会的情報など多くの個人情報を扱います。
しかし、これらの個人情報は信頼があってこそ医師や看護師に話せるものです。そのため、医師や看護師には患者の個人情報を漏えいしないよう、守秘義務が設けられました。そうすることで、患者は安心して診療を受けることができるのです。
看護師が守秘義務を順守するため注意すべきことは?
患者の個人情報はいつどこで、誰が見たり聞いたりしているかわかりません。
そのため、不特定多数の目に触れる場所に、患者の個人情報が記載されている診療記録やデータを放置したり、自宅にデータを持ち帰ったりすることは絶対に避けてください。
もちろん電車や街中など公共の場で、患者の個人情報を話すことは控えて、家族や友人、SNS上などでも、患者の情報を話すことは不適切です。
また、看護師にも順守すべき守秘義務があることは理解していても、うっかり思いがけない場面で個人情報を漏らしてしまっている場合もあります。たとえば、ほかの患者との何気ない会話にも注意が必要で「隣の人、すごく具合が悪そうだけどどうしたの?大丈夫?」などと聞かれたときに「あまり状態が良くなくて……」などと答えるのはNGです。個人情報は氏名や年齢だけでなく、その患者の病状も個人情報に該当することを忘れてはいけません。
万が一、守秘義務を怠るようなことがあると、処罰の対象になることもあるため、患者の個人情報は慎重に取り扱うよう心掛けましょう。
最良な医療をおこなうためにも、患者との信頼関係はとても大切です。

患者さんの個人情報はすごく慎重に取り扱う必要があるんだね。何気ない会話の中でもうっかり話してしまわないように注意しないと!これからも守秘義務を怠らないように、患者さんとの信頼関係を大事にしていこう。

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