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病棟あるある。話が長い患者さんに対応するときのコツは?

受け持ちの患者さんの一人が、話し始めるとすごーく長いんです。気がつくと同じ話を何度も繰り返していたり、関係ない話に脱線したり……。忙しいときなんかはこっちもイライラしちゃって、良くないなーとは思うんですけど話を切り上げることばかり考えちゃうんです。

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患者さんとのコミュニケーションは大切!
受け持ちの患者さんとのコミュニケーションは、看護師にとって大切なことです。患者さんの信頼を得て、些細なことでも気になったら話しかけてもらえる理想的な関係を築きたいと考えている看護師は多いでしょう。
しかし、患者さんの性格や話し方は人それぞれ。あまりにも何も話してくれない患者さんにも困ってしまいますが、逆に、話し出したら止まらないタイプの患者さんとの接し方も難しいものです。
患者さんの話をしっかりと聞いてあげたくても、話が長くなってくるとつい焦ってしまい、それが患者さんに伝わることで余計に話が混乱してしまうこともあるでしょう。そんなときのために、話が長くなりがちな患者さんと上手にコミュニケーションをとるコツを押さえておきましょう。
話好きな患者さんに対応するときのコツ
話を聞ける時間を決めて伝える
話が長くなるとわかっている患者さんと接するときは、最初に「今取り込んでいて、5分しかお話を聞けないんですが」など、あらかじめ話を聞ける時間を提示してから話し始めてもらうようにしましょう。最初に時間が決まっていれば、その時間内で伝えるためにはどう話せばいいか、患者さんも頭の中である程度整理してから話し始めてくれるはずです。

患者さんの話に共感を示す
看護師に話を聞いてもらいたい患者さんの中には、「話を聞いてもらうだけで安心する」という方も多くいます。そうしたタイプの患者さんには、「しっかりと話を聞いてもらった」と納得して満足してもらうことが大切です。そのためには、「おなかが痛いのですね」など患者さんの言った言葉を繰り返しつつ、「それはつらいですよね」など共感を示しながら話を聞くことを心がけましょう。看護師が共感しているということが伝われば、患者さんの安心感につながります。

患者さんの話のポイントを整理する
患者さんが混乱していたり、頭の中がまとまっておらず思いついたことから次々に話したりすることで話が長くなるケースもあります。このような場合、話が行ったり来たりして関係ない話題や同じ話題を繰り返してしまいがちです。患者さんが混乱しているなと感じたときは、話の合間でこちら側から「お話をまとめてみますと、気になっているのはこれとこれということですね」など、要点を整理するようにしてみましょう。患者さんが伝えたい点を押さえていれば、「そうなんです」と納得してもらえるはずです。またこのように要点を整理して共有することで、お互いの認識のズレを補正することができます。

話が長い患者さんだとつい身構えてしまって、どうやって話を切り上げるかばかり考えていたかも……。患者さんに共感を示すとか、ポイントを整理するとかは当たり前のことのように思ってたけど、あんまりちゃんとできていなかったのかもしれないな。
ちょっとずつ上手に対応できるようがんばってみます!

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