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キャリアアップ!「特定看護師」になるには?

看護師としてのキャリアアップを考えたとき、最近気になるのはやっぱり「特定看護師」かな。ドクターの指示を待たずに自分の判断で医療行為ができるって、“看護のプロ”って感じでかっこいいよね!特定看護師になるにはどうすればいいのかなー?

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特定看護師とは
特定看護師とは、2015年より施行された「特定行為に係る看護師の研修制度」に基づき、特定の診療補助行為を医師の指示を待たずに行うことができる看護師のことを言います。
この制度は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向け、在宅医療を支える看護師を養成することを目的として創設されました。
従来、医師の判断および指示を受けて看護師が行ってきた医療行為のうち、38の診療補助行為が「特定行為」と定められています。特定行為研修を受講した看護師は、医師が作成する「手順書」により特定行為を実施することができるようになるのです。
特定看護師になるには
特定看護師になるには、「特定行為研修」を受講する必要があります。特定行為研修が実施されるのは、厚生労働大臣が指定する指定研修機関(学校、病院など)です。
先述の通り特定行為は38行為あり、この38行為は21の「特定行為区分」に分けられています。研修の内容は、すべての特定行為区分に共通する「共通科目」と、特定行為区分ごとに異なる「区分別科目」に分かれており、講義と演習または実習によって行われます。研修機関によって学ぶことができる区分が異なるため、特定看護師になるには自分が学びたい内容に合わせた研修機関を選ぶ必要があるというわけです。
特定行為研修を行う指定研修機関の一覧や、どの指定研修機関がどの特定行為区分に対応しているかは、厚生労働省「【特定行為に係る看護師の研修制度】指定研修機関等について」で確認することができます。
特定看護師になると働き方はどう変わる?
研修を受講して特定看護師になると、これまで医師の判断と指示を待って行っていた特定行為を、手順書に基づいて自身の判断で実施することになります。研修受講前と比べ、より責任の重い仕事になるのです。ただし制度施行から日が浅いこともあり、現在のところ特定看護師と通常の看護師で給与に大きな差はありません。 しかし、特定看護師は社会の高齢化にともない、今後ますますニーズが高まることが見込まれています。特定看護師になることで、今後の転職などにも役立つと言えるでしょう。

ふむふむ、特定行為にもいろんな種類があって、学ぶ内容によってできる行為が変わってくるのね。将来のことを考えて、研修の受講をちょっと検討してみようかな!

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