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看護師におすすめ! 医療をテーマにした映画3選

この間、入院患者さんに、「看護師さんも医療ものの映画やドラマを観たりするの?」って聞かれました。休みの日にはテレビやDVDを観て過ごすことも多いんですが、そういえばあんまり医療をテーマにしたものは観たことないかも。観ると「ないない!」って思ったりしそうで……。でも、観てみたら結構おもしろいのかな? そもそもどんな作品があるのかなぁ?

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看護師さんにおすすめな医療映画3選
看護師さんには、映画が好きな方も多いですね。どんな映画がお好みかは人それぞれですが、たまには医療をテーマに取り上げた作品を観てみるのも良いものです。ご自身が看護師を志したときの気持ちを思い出したり、改めて医療のあり方について考えてみたりするきっかけになるかもしれませんよ。ここでは、看護師さんにおすすめな医療映画を3つご紹介します。

(1)パッチ・アダム ストゥルー・ストーリー(1989年アメリカ)
実在の精神科医、パッチ・アダムス(ハンター・アダムス)の半生を描いた伝記映画です。ロビン・ウィリアムス演じるパッチ・アダムスは、自殺未遂の末に入院した精神科で、笑いにより患者たちを癒すことに目覚め医学を志します。
2年後、バージニア大学医学部に入学したアダムスは、さまざまなユーモアで患者たちの心をつかんでいくのですが、大学ではルールに従わない彼を快く思わない人たちもいます。その後、恋人のカリンとともに無料で患者を受け入れる治療院を始めるのですが……。
ロビン・ウィリアムスのユーモアあふれる中に信念を感じさせる演技が素晴らしく、見終わった後に温かい気持ちになれる作品です。医療従事者としてのあり方や、患者さまとの接し方についても改めて考えてみたくなるでしょう。

(2)カッコーの巣の上で(1976年アメリカ)
1960年代から70年代にかけてアメリカで数多く制作された、いわゆる「アメリカンニューシネマ」の代表作の一つとされる作品です。主演のジャック・ニコルソンがアカデミー主演男優賞を受賞したほか、作品賞、助演女優賞など主要5部門を受賞しています。
刑務所から逃れるために、精神病を装って精神病院に入院した主人公マクマーフィー。婦長によって定められた病棟のルールに反発し、次々に反抗的な行動を起こすマクマーフィーに、無気力だった入院患者たちも次第に共感して変化していきます。そんな様子をドキュメンタリータッチで描いたヒューマンドラマです。映画史上に残ると言われる衝撃のエンディングは必見! 描かれている時代は現代とは異なる部分も多いですが、医療に携わる人ならさまざまな想いが胸をよぎるはずです。

(3)神様のカルテ(2011年日本)
原作は現役の医師である夏川草介による小説で、第10回小学館文庫小説賞を受賞した作品です。
医師不足の問題を抱える長野県の病院で内科医として働く主人公、栗原一止。ある日、末期の胆のうがん患者である女性が一止の元を訪れます。彼女は一止ががんと診断して大学病院を紹介した患者でした……。
現代の医療の中で、患者と真摯に向き合おうとする主人公の姿勢に心打たれます。終末医療のあり方や、生命とは? 患者さまにとって本当に大切なこととは? などと考えさせられるでしょう。

あらすじを観るだけでも気になってきちゃいますね! 今度のお休みに観てみたくなりました。どれから観ようかな。楽しみです。

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