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保育園勤務の看護師はどんな人が向いている?仕事内容と特徴

最近、保育園勤務の保育士の求人をよく見かけるようになってきた。なんでも、厚生労働省が保育園に看護師を配置することを推進しているんだとか。保育園で働く看護師の仕事って、どんな感じなんだろう?向き不向きとかあるのかな?

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保育園勤務の看護師の仕事内容
保育園勤務の看護師の役割
保育園勤務の看護師の役割は、子ども、職員、子どもの家庭の健康を守り、保育園全体の衛生を維持することです。
最近ではアレルギーのある子どもや、障害を持つ子どもの保育園利用も増えてきており、看護師による積極的な健康維持管理が必要とされてきています。

保育園勤務の看護師の仕事内容
1. 子どもの体調や怪我への対応、およびそれについての保護者への報告やアドバイス
2. 日々の検温など子どもの健康状態のチェック
3. 手洗いやうがいの指導
4. アレルギーを持つ子どもへの給食管理とアレルギー発症時の対応
5. 保護者から投薬依頼のある子どもへの投薬
6. 園内の保育室、トイレ、手洗い場などの衛生状態チェックと指導
7. 食中毒や感染症予防、予防接種などについて、園内と保護者に対する保健指導や情報提供
8. ほけんだよりの作成
9. 身体測定の実施
10. 健康診断、歯科検診の主治医との連携と補助
11. 遠足など園外保育への同行と緊急時の対応
12. 乳児などの低年齢児を中心とした保育士の補助的業務
13. 保護者による子どもの発達・アレルギー相談の対応

保育園勤務の特徴
向いているのはやはり子ども好きな人
保育園勤務の看護師は、看護師以外の免許は不要です。また、なかには「准看護師でも可」としている保育園もあります。
いっぽうで、保育園勤務であることから、保育士の資格がなくても保育士の補佐的業務も任されることも多々あります。そのため、子どもとの関わりが好きな人でないと、長続きしないかもしれません。反対に、子ども好きな方なら、日々子どもの元気な姿や成長する様子に触れることができます。

専門職として資格を活かしたい人は不向き?
保育園では、緊急時の応急処置を行うことはあっても、注射や採血といった医療行為をすることはありません。持っている看護師の知識を活かす場が少ないために、物足りなく感じる人も多いようです。
また、本来保育士の業務にはない、おむつ替えや食事介助などの保育士の補助、また園の方針によっては、保育室の清掃や買い出しなどの専門性が感じられない業務を支持されることもあります。

日祝休み&残業少なめ
病院での勤務と異なり、夜勤や休日出勤はなく休みはカレンダー通りが基本となります。残業も少ないため、プライベートの時間や家庭との両立がしやすい勤務体系となっています。いっぽうで、残業手当や休日手当がない分、給料が安いといったデメリットもあります。

個人での業務が多い
基本的に保育園に勤務する看護師は自分一人です。チーム制ではないので、わからないことや困ったことがあっても、自分の力で解決する必要があります。特に、保護者との関わりについて悩みを抱えるケースも多いようです。

保育園に看護師がいると何かと安心なんだろうけど、スキルアップをしたい看護師には不向きかも。反対に、家庭やプライベートを大切にしたい人には、働きやすい環境だと言えるわね。子どもが好きな人なら、転職先候補に入れるのもいいかもしれないわね。

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